本文へジャンプ
   トップページへ     軽井沢の別荘 I邸    2006年10月  サイト管理 (有)土屋建築 土屋紀明
群馬県吾妻郡嬬恋村大前99-1
TEL     0279−96−0356
FAX    0279−96−1101

  I 別邸もメールでの依頼から建築に至った建物です。 西面の景色が素晴らしいので、その景色を居間に取り込めるようにしながら、気持ち良い空間になるようなプランを提案しました。
  また、断熱性能の高く冬でも快適に使える別荘なので、冬季水抜き不要となる設備も合わせて提案。 それにより水抜きにかかる手間が無くなり、冬でも気軽に使え簡単に帰れる建物になっています。
  他にも、将来の維持費を少なくなるように、上記にあるように、水抜き管理費無しとした以外にも、耐久性のある屋根材や、外部デッキ等の木材の防腐対策、軒天、破風材のなど選定にも考慮してあります。
 

 
  ■ 外観








 外観は単純シンプルに設計、この敷地で一番景色の良い西面を正面に見えるプラン。 外壁上部は防火注入杉(赤み材)板 シッケンズ塗り。  
 屋根に200mm断熱材が入る垂木(2×10)を使う関係上、そのままだと屋根が重く見えてしまうので、屋根上部と下部の垂木先端を薄くするようカット。 
 2Fベランダは窓拭などのメンテナンスや日射対策をする上でも必要なので西全面にあるが、上軒先を広く取り直接雨がかからないようにしたり、梁上の水切板金工事、加圧防腐木材の使用等で耐久性も考慮してある。
 尚、ベランダ手摺には2階からの景観を妨げないようステンレスワイヤーを使った。 
 他にもメンテナンス・フリーにするため屋根材をアルメットルーフィング・ディプロマットに。 軒天井材は塗装不要・キツツキ穴対策になるホワイト色アルミボードを貼った。

  ■ 居間南面・食堂       ■ 居間北面   ■ 居間西面





内装材は、自然素材を多用
床は桜無垢フローリング材
壁は和紙クロス貼り・腰板はパイン材


大きな吹き抜けの居間に合う間接照明器具が無かったので、建物に合わせ作ってみた。
上部方向の照明主体だが、少し下方向にも光が落ちるよう照明BOXに隙間を開けてある。



サッシュは米国ペラ製の木製サッシ

  ■ 居間西面     ■ 居間吹き抜け   ■ 薪ストーブ



1F部分は両開ドアを多用。開ければ開放的に・・・・。
尚、網戸は今年は必要ないとの事で付いてません。



居間ソファーベッドから2階廊下吹き抜けのを見上げた様子。
西にある大木が見えるようない位置にFIX窓を考え
手摺は外部同様視界を遮らず軽く見えるデザインにした。


ホーロー鋳物と石鹸石で出来ているので
一度燃やすと長時間暖かい。
見た目も性能も優れている。
  ■ 1階廊下      ■ 居間北面   ■ トイレ 





玄関と廊下の間仕切。 
ステンドグラスは施主自ら
アンティークショップで買い求めた品。



階段下スペース一部に速暖性の暖房機(温水ルームヒーター)を設置。
その他は、廊下に扉を付け、物入として使用。
2階ロフトの目隠しを兼ねるため階段手摺の間仕切り部は壁手摺



当社でよく採用する収納付き手洗い器
半埋込タイプなので邪魔にならない。



 ■  2階ロフト      ■ 2階廊下  ■  2階個室




2階ロフト部




廊下FIX窓の上に開閉装置付の滑り出し窓を付けた。
断熱・気密性が良と、冬暖まり易く、また夏・冬共上下階の温度差も殆ど無いため、このような吹抜の建物も
気にせず設計できるが、反面、窓からの日射により夕方〜夜にかけて熱が逃げずに暑くなる場合もある。
この高窓は、1F東窓と共に開ける事のより、温度差換気で暑くなった空気を逃がす目的で設置してある。



グラインダー窓(片引き窓)から庭が見える。


  ■ キッチン   ■ 玄関脇納戸 ■ 洗面所  ■ 薪ストーブ裏側





吊戸棚を付けると邪魔なので
引き出しタイプのキッチンを使い収納量をカバー

調理機器はIHヒーター ガスボンベの管理料を考えれば
普段使わない別荘こそ、お得である。



凍結しないよう納戸の一部に
給湯器と暖房用給湯器を置く。
暖房給湯器は、ルームーヒーター暖房と
床下放熱器(水抜き不要システム用)
の温水を供給する給湯器

別荘なので洗面は収納量より
見た目を優先。





裏の黒いダクトが外気導入ダクト
薪ストーブの燃焼に必要な空気は
このダクトを通してストーブに入る。

  ■ウッドデッキ工事

 別荘建築でウッドデッキ工事は珍しくありませんが、最初の工事内容により耐久性は大きく変わってきます。 屋外デッキでは「メンテナンス塗装をしても10年位で使用出来なくなった。」と言う人は多いのでは・・・?
 デッキの作り直しは、解体処分費を含め結構かかりますので、 私は最初から長持ちするようなウッドデッキの提案をしています。 
 尚、耐久性の高いデッキの作り方は多々ありますが、下記の方法は、その中でもあまり値段が上がらずに耐久性が期待出来るので、当社での標準的工事となっています。
 



根太穴等の加工後に木材防腐処理工場場で薬剤注入
した材料。上から2番目材は比較用の木材。処理済木材を後で加工するとその部分は薬剤が浸透していないため腐り易くなってしまう。
(尚、この加工すれば塗装の必要ない
という会社もあります。)



防腐塗料はシッケンズ。浸透性もありながら表面に、撥水・通気性のある保護膜が出来る優れもの。デッキ以外でも外部塗料は普段これを使っている。


組立前に塗装する。耐久性を考えれば当たり前
の手順だが、建築工事の慣例上?、デッキ工事
が仕上がってから塗装工事をする業者も多い。


ビスはステンレスビスを使用。
デッキ材の表面は塗装膜が傷みやすいので
デッキを張り終えてからもう一度塗装をした。



 断熱・窓材

 屋根断熱 高性能グラスウール16kg品200mm     壁断熱 高性能グラスウール16kg品100mm     基礎断熱 押出発泡ポリスチレン3種75mm   
 窓 ペラ木製(外部アルミ被服)サッシ   ガラス Lo-eアルゴンガス入ペアガラス       ガラス Lo-eアルゴンガス入ペアガラス     ドア レクサンド
 換気 3種セントラル換気 ( ジェイベック ダッチマン11 ) 
 

本文へジャンプ