トップページへ       嬬恋の住宅 M邸 2010年5月 サイト管理 (有)土屋建築 土屋紀明 
群馬県吾妻郡嬬恋村大前99-1
TEL     0279-96-0356
FAX    0279-96-1101

この建物は、実は当社で働いているM君の自宅で、もとは農地だった所を宅地転用して建築する事になった住宅です。
ですから今回は、設計プランの大まかな所は私が書いたのですが、本人も建築が判って来ているだろうから、色合い関係・・キッチンなどの設備関連や建具のデザインや色関連は
ある程度自分で(夫婦で)選んで経験を積んだほうが良いち思ったので、少しアドバイスしたのみで、殆どまかせた格好になりました。
それと、当社の場合、別荘の割合が多く、別荘では間取りや設備関係の選択基準が異なるのですが、今回は住宅なので、設備にエコキュートを使い、暖房にはユニデールの蓄熱暖房機で行っています。
それと、屋根はMくんの父親が是非付けたいと言うことで、ソーラー発電パネルが載っています。
  

  ■ 外観


    


南東面の様子
屋根:ガルバニウム鋼板葺き
破風板:ガルバニウム鋼板巻き
雨樋:パナソニック
物干し用バルコニー 木製注入


北東面、玄関側の様子 
外壁は、KNEWの窯業系サイディング
上下共、耐久性の高い親水セラ品
 

南東面の近くから撮影。 
物干し用バルコニーは 杉材で加圧注入防腐加工品
跳ね出し梁は腐らないよう、ガルバニウム鋼板で雨水対策済
塗装は撥水と浸透・防腐性能の高いノンロッド塗料塗

  ■ 玄関吹き抜け  ■ 玄関納戸(玄関ホール)   ■ 玄関納戸(廊下側)

玄関は吹き抜けとなっており、明かり取り兼、夏の熱気抜き


玄関側から玄関納戸の戸を開け写真。
通常はこちらから出入りすることで玄関がいつも綺麗なままで。


奥が可動式靴棚。右側がコートなどが掛けられるように
ステンレスハンガーを設置。

 ■ 居間



室内の仕上げは、壁・天井共ビニールクロス。
床はナラ無垢材のフローリング 
 
梁はRW集成材OS塗装ウレタン塗装仕上げ。
左側の暖房機がユニデールの深夜電力を
使った蓄熱暖房機8KW。




居間は吹き抜けとなっており 上部の窓は
採光と共に、夏の熱気抜き通風用も兼ねている。
尚、窓はボールチェーンにて開閉可能で、



居間よりキッチン側を見た様子。
奥は2階への階段。
右側に見える引き戸の奥は和室。
尚、この引き戸は全面引き込み可
  ■ キッチン   ■ キッチン物入  ■ キッチン~廊下面

 


キッチンと奥の食器棚・家電収納は、INAXのイストシリーズ
家電棚のカウンター下にはダストワゴンスペース

壁は白タイルベースにポイントで赤ガラスのモザイクタイル
タイル目地はINAXキッチンクリーン
もちろん調理器具はIHである。


キッチン脇の物入れ。
下部分には可動のワゴンをMくんに自作して貰う予定
そのワゴンを引き出すと、階段下のスペースを使った物入れとなる。

キッチンから階段・廊下側を見た様子。
この建物も家全体で暖房するので、廊下や居間の間に
ドアなどの間仕切りが無い。
当然その分広く開放的になるが、住宅用途としてプライバシー
確保も考えた間取りになっている。

  ■ 和室     

 


居間に面した和室。
引き戸2枚を引き込む事で、居間と繋がって使えるようになっている。
尚、今回は住宅なので少し本格的な和室らしい和室?・・にした。
それと、奥に見れるのは、掛け軸や花を飾れる程度の床の間。 
畳は縁なしで強度があり色の変わらない和紙畳を使用。 

本格的な和室と言っても少し現代風な感じになっているのは
デザイン面もありますが、大部分は建具の高さが高い為です。 
本来の和室として見た目のバランスが良いのは建具高
が5尺9寸(1790)とか、もっと以前では5尺8寸位ですが、
Mくんの身長では低すぎるので、2mの建具高となっています。




建物前方の道路の前は眺望もよく、将来建物が建つ心配が
無い緩い崖状の土地なので、眺望を楽しむため
和室前の障子を左右に引き込んで全面開口に出来るように・・。
尚、障子を閉めた状態は左写真で・・

 ■  2階ロフト      







2階ロフト部分は現在、予備室扱いだが、将来的に
子供室となるよう考えてある。 天井の梁が見えるのは、
将来の子供の人数によりだが、現ロフトを梁部分で仕切、
2室子供室が出来るよう考えてある。
(もちろんその場合のプランも検討済)

手すりは当社では良く使う手法だが、
軽く見えるようのステンレスパイプと
スチールワイヤーを組み合わせたデザイン。
手すり上部木笠木は、下からみてシャープに見えるような
形状に・・・。 尚、木部色はM君と塗装業者で協議して決めた。




手摺り奥は居間の吹き抜けになっている。
尚、もし将来、部屋が不足した場合には吹き抜け部分を
部屋にする事も可能となっている。

  ■  2階階段    


 

階段を2階から見た様子。

階段の中折れ付近から1階を見下ろした様子。
下段の階段の壁を少し太めのルバーにした。 居間から
適度な開放感があるようにしつつ、手摺りの下地受を兼用。


階段を降りた正面のくぼみは
ペットのウサギゲージ置場として計画。
 ■  2F寝室    




寝室入り口側。 左に見えるのは吹き抜け側にある引き違い障子。
尚、デザインはMくんと建具屋さんと相談して決めた。


奥にあるドアが寝室用クローゼット納戸(結構大きい)
小さい障子は玄関吹き抜け面に繋がっており、


寝室入り口側。 左に見えるのは吹き抜け側にある引き違い建具。
尚、デザインはMくんと建具屋さんとで相談して決めた。

 ■  1階トイレ  ■  2階トイレ  ■  浴室



1Fトイレは階段下スペースを利用してある
便器はパナソニックのアラウーノ
内部に洗剤をセットすれば自動で泡洗浄する。 


2F 便器もパナソニックのアラウーノ
蓋は人体自動センサーで自動的に開く・・・。 

INAXのユニットバス1.25坪タイプ。

  ■ 太陽光パネル発電システム

 昨年、政府から電力会社に二酸化炭素排出削減のための協力要請(と言うか圧力?)があったため、太陽光発電の電力買い取り値段が、かなり高くなりました。
そのためもあって最近では、建物の屋根にソーラーパネルを乗せる家も多くなっているようです。
現在の買電価格などを換算すると、補助金なども色々付くので、故障無し、ローン無しで、まあ10年~15年くらいでは元金回収出来る感じだと思います。(パネルの大きさや方向・角度でも多少異なります。)
これをどうとらえるかは人によるでしょうが、既存住宅にパネルを付ける場合、業者によってはこれで大丈夫なのか心配になる場合もあります(屋根材によっては雨漏りの原因になる事もあるので)
ですので、付けるなら新築時の屋根工事と一緒に、パネル設置講習を受けた認定の屋根工事業者が施工した方が安全です。














屋根の発電用ソーラーパネル。

当然、電力会社に電気を売る必要があるため、
一般の買電用の電力メータに加え。
売電用の電力メーターも必要になる。
下側がパネルの直流電流を交流に換えるコンバーター。


写真上 右が家庭用の分電板
左が太陽光パネル用分電盤。

下側が発電状況を示すモニターパネル
尚、昼間は停電時でもパネルで発電した電気
を使えるコンセントが付く。

 断熱データー

 屋根断熱 高性能グラスウール16kg品200mm  天井断熱部分 吹き込みブローイング断熱材 ロックウール300mm    壁断熱 高性能グラスウール16kg品100mm     床断熱 押し出し発砲ポリスチレン3種65mm   
 窓 シャノンプラスチックサッシ ・YKKアルミ+樹脂複合サッシ       ガラス12mmLO-Eアルゴンガス入りペア     ドア YKK断熱ドア(K2)
 暖房機器    深夜電力利用蓄熱暖房機 ユニデールマイコン制御 8kw品1台  7kw品1台    給湯器 パナソニック 寒冷地用エコキュート420L
 換気 3種セントラル換気 日本住環境
 
 住宅住宅瑕疵保険加入会社   ハウスジーメン
 

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